久しぶりの更新・・・FASは忙しいって話

2年以上ぶりにブログ更新します。

あまりにも忙しすぎて、ブログの存在を忘れていました。

先日ふと覗いてみたら閲覧数がすごい伸びていたので割とニーズがあったのかと嬉しく思い、また始めてみようともった次第です。ネタもだいぶ溜まったし。

 

【iPad Pro】Magic keyboardの廉価版をレビュー

皆さん、自粛期間はいかがお過ごしでしょうか。家にずーっといると、色々な家具やらガジェットやらが欲しくなりますよね。私は7月8月でドラム缶洗濯機(13万)、iPad Pro(11万)、可変式ダンベル(7万!!!自分でもアホかって感じです笑)など高額な買い物をたくさんしてしまいました。。

来月の支払いが怖くて震えております。。

今日はそんな中、最近買ったiPad Proのキーボードをレビューしていきたいと思います。

最近購入したiPad Proのキーボード

本当は欲しかった商品はこれ(iPad Pro純正のキーボード)↓↓

Apple Magic Keyboard (12.9インチiPad Pro - 第3世代と第4世代) - 日本語(JIS)
 

 とてもスタイリッシュで、タッチパッドがついているのでiPadをPCライクな使い方が出来ます。本当にかっこいい。。。

でも、なんとお値段、4万円もしてしまいます。iPad Proと合わせると15万円。 破産してしまいます(泣)

 

そこで代わりに購入した商品がこちら↓↓こちらは純正の10分の1程度の5千円でした。

 今日はこの商品のレビュー記事を書いていきたいと思います。

 

・スタイリッシュさ★★★☆☆

正面から撮った写真がこちら。結構格好良くない??純正キーボードと比較して遜色なしです。

f:id:cpabanker:20200816012945j:plain

 

 

横から撮った写真がこちら。ケースの窪みに画面をはめるような形で、サーフェスに似た見た目になります。純正と比べるとちょっと野暮ったいかな。

f:id:cpabanker:20200816013016j:plain

 

画面の位置をもうちょっと倒すと、こんな感じ。画面右下の三角部分がとても大きくなり、幅をとってしまいます。机の小さいカフェとかだと収まりきらないことも。。。ちょっと格好悪いですね。本家が格好良いため辛口になってしまいますが、総合して星3つかな。

f:id:cpabanker:20200816012952j:plain

 

・キーボード打鍵感★★★★★

打鍵感はものすごくいいです。5千円のキーボードとしては最高じゃないでしょうか。Thinkpadのキーボードに慣れている人はストレスフリーかと思います。

 

タッチパッド操作性★★★☆☆

たまーに思うように操作できず、イライラする時があります。例えばスクロールをする時、人差し指と中指を上下にスワイプするのですが、スクロール量が小さいです。設定で感度変えられるかいじってみたけど、しっくりこなかったな。Macbookが★4だとしたらこれは★3って感じです(そもそもMacbookタッチパッドもあんまりしっくりこない←Thinkpadの赤ポチ最高!)。

 

・充電★★★★☆

バックライト消した状態で一日1時間の使用で10日くらい持ちます。まずまずじゃないでしょうか。バックライト付けるともう少しバッテリーの減りが早いのかと。

 

・総合(コスパ)★★★★☆

見た目が少し野暮ったいこと、タッチパッド操作性は惜しかったけど5千円ということを考えると良い買い物をしたなっていう感じです。

タッチパッドもついたキーボード欲しいけど純正は高いって思っている方はいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方にはオススメできます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

公認会計士がCFA(米国証券アナリスト)を目指すというお話

今日は僕がCFAの取得を目指していることについてお話したいと思います。

CFAとは、Chartered Financial Analystの略で、米国のCFA協会が認定する投資に関する国際的な専門資格のことです。CFA保有者が活躍している業種としては、アセットマネジメント、生保、損保や証券などです。

試験概要

CFAは1次試験から3次試験まであり、1次は選択式、2次は選択式とエッセイ問題、3次は論文式の試験で全て英語で行われます。科目は職業倫理、計量分析、経済、財務諸表分析、コーポレートファイナンス、株式、債権、デリバティブオルタナティブ投資及びポートフォリオ管理の全10科目です。

難易度としては、自分が勉強したことのある資格で比較すると、公認会計士>CFA>>米国公認会計士という順番になるかと思います。米国公認会計士は結局とっていませんが。

資格取得にかかる費用としては、試験費用のみで登録料$450、受験料$650~1380*3次となり、日本円で合計24万〜46万円くらいかかります。独学の場合これに加えて参考書で10万円ほど、専門学校に行く場合40万くらいかかります。高い・・・・。

なぜ取ろうと思ったのか

なんか勉強したかった・・・

変な動機ですが、公認会計士の修了試験で勉強癖がついていたので、この調子で何か勉強したいと思っていた。というのも、論文式試験に合格してからは勉強から遠ざかっており、もっと自己研鑽しないといけないなと思っていた。

はじめはIFRSなど会計関係の勉強をしていたが、自分は試験じゃないと真面目に勉強しないことが判明したので、何か資格試験を探していたところ、CFAの存在を知った。

英語で勉強すること

CFAの試験は全て英語で行われるため、当然参考書なども英語である。英語を勉強するのではなく、英語で勉強する方が実践的な英語力が身につくと考え、また金融専門用語などが身につくので良いと思った。

MBAとの比較

昔からMBAに興味があり、でもお金も時間もなく。。。という感じで断念していた。だが、ふとした時にやっぱりMBAに行きたいという気持ちが高まってくる。予備校やCFA協会の受け売りかもしれないが、よくCFA取得者はMBA卒業者と同等のビジネススキルを有するなどといわれており、MBAよりはお金もかからないし、MBA諦める理由にもなるかと思った。

キャリアアップになる?

うーん、運用会社に転職するわけではないので直接的なキャリアアップにはならないと思いつつ、CFA取得者の交流会などがたまに開催されるため、金融エリート様方に顔を売ることができるのは良いなと思った。

勉強してからのギャップ

・難易度

少し舐めていた。。。思ってたより難しいというのもあるし、何より自分のレベルが思っていたより低かった。統計学は大学でも学んだことはあるがほとんど覚えていなかった。英語も思っていたよりも難しい。TOEIC800点あればいけるとか書いてあったけど、問題文の誤訳とかでミスることが多い。しかも、なんと会計学も意外に得点源にはならない。

・英語で勉強できるか

結局効率良い勉強方法としては、統計学や経済の日本語テキストをまず理解してから問題を解くのが一番良い気がしていて、結局目標の一つの英語で勉強できるかについては、あまり実践できていない笑

 

結局何が言いたいかというと、宣言することで頑張りたかったということです。

う〜ん、お酒飲みながら書いたのでまとまっていないので、またリライトします。

【監査法人】新人さんにIPO監査部署はおすすめしないっていう話【就活】

毎年リクルートをやって感じるのが、IPO監査の異常な人気ぶりです。実に4分の1くらいの受験生がIPO監査をやってみたいと話している印象があります。

今日は、そんなIPO監査に特化した部署(以下、IPO部署)はあまりおすすめ出来ないという話をしていきたいと思います。

IPOIPO監査とは

その前にIPOって何?という方向けに簡単に説明をします。IPOとは、Initial  Public Offeringの略であり、株式公開とも言われます。未上場会社の株式を証券取引所に上場し、株式を株式市場に流通させるために行われます。

IPO監査とは、IPOを準備している会社の会計監査を指します。

IPO部署をオススメ出来ない理由

1.そもそもIPO監査は通常監査とほとんど変わらない

IPO監査といっても、IPOを目指しているベンチャー会社等の監査というだけで、やることは通常の会計監査とほとんど変わりません。もし上場することになれば、それに付随してやることも増えますが、上場案件に立ち会える機会はほとんどなく、「上場を準備」しているだけの状態で5年経っているというケースもザラにあります。

2.IPO部署は非常に忙しく、新人教育に向いていない

IPO部署はIPO準備会社以外の案件も扱いますが、上場会社のような大きな会社はあまりなく、規模の小さい会社を数多く扱っています。そういった会社は規模の大きい会社に比べて内部統制はあまり整備されておらず、会計処理のミスも目立ちます。また、監査報酬も低いため、十分なスタッフをアサインすることはできません。

会計処理ミスの発見・是正に多くの時間を割かないといけないのに人数は足りておらず、残業は採算の関係からあまり出来ず、新人教育は二の次になってしまう可能性があります。

3.新人の頃から上場会社監査にも慣れておくべき

上場会社監査とそれ以外の監査とでは、監査のスケジュールや提出物の多さ、会計処理の難しさなどの違いが多くあります。最初から上場会社監査をベースに考えることができると、上場会社以外の監査では、ベースから引き算していくだけなので、楽に感じます。まさに大は小を兼ねるということです。上述したとおりIPO監査部署は上場クライアントをあまり持っていないので、上場クライアントの経験が積めません。

それでもIPO監査部署に行きたいって人は

色々とネガティブ情報だけ挙げてしまいましたが、きっとクライアントが上場した時の喜びは計り知れないものだと思われます(わたしは経験ありません。泣)。

また、将来IPO会社のCFOを目指している方など、IPO監査の経験は転職で有利になるとは思われます。

あくまでも私は、新人にIPO監査部署はオススメできないと思っているだけで、他の部署で上場会社の監査を経験した後であれば、異動するのはありかなと思います。ちなみに監査法人内での異動は容易です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もし就職活動などで迷っていることなどあればコメントやお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

 

 

 

公認会計士を目指す価値はある?資格のメリット・デメリット

これから会計士を目指そうかどうか迷っている人向けに、公認会計士を目指す価値はあるのかを書いていきたいと思います。

公認会計士のメリット

若いうちから年収が高い。

大卒の平均年収が480万円(20代では300万円)と言われる中、公認会計士は初年度から年収500万円くらい、4年目で800万円を超えてきます。

ただここからの伸びは緩やかで、1000万超えるのはマネージャー以降(順当に行って8〜10年目くらい)になります。

転職がしやすい。

公認会計士は転職が非常にしやすいところが魅力的です。転職サイトに登録して実際によく来る求人としては、別の監査法人、税理士事務所、事業会社の経理あたりがど真ん中の求人で、年齢関係なくいつでも転職ができることと思われます。地方出身者でそろそろ故郷に戻りたいとなった場合、そこまで条件を下げずに転職が出来そうです。これは資格がないと出来ないことですよね・・・!

また、求人のど真ん中ではありませんが、会計知識を生かして(総合)コンサルティング会社や投資銀行など異業種にも比較的転職しやすいことと思います。求人のど真ん中ではないと言ったのは、やはり異業種なのでポテンシャルが高い20代後半までの若手会計士が対象となります。

社会的な信用力がある。

何も知らない社会人一年目の頃からお客さんからは先生と呼ばれ、それ以外の人からもお金や経済の専門家と思われ(実際は違いますが汗)、ローン与信額が大きいです。副業でローン借りて不動産投資をするために監査法人に入ったっていう方も知り合いにいました(笑)。

会計士や税理士として開業ができる。定年がない。

会計士試験に合格すると、税理士の資格を取ることができます。開業すると、自分がオーナーであり、定年退職がないため、生涯現役で働き続けることができます。

監査法人は女性が働きやすい環境である。

監査法人は実力が全てであり、男女関係なく出世できます。また、産休育休をとった後に、時短で(9時半ー15時)働くこともできます。そういう制度があるよというだけの話だけじゃなくて、実際にこの制度を使って働いている方が多くいて、どんなに忙しくてもちゃんと15時に帰れます。陰口をいう人もいませんし、言ったらその人が変人扱いされること間違いなしです。そのため、バリバリ働きたい女性、子育てと両立したい女性、どちらにとっても働きやすい環境であると言えます。

監査法人の働く人は優しい人が多い

これはかなり偏見かもしれませんが、監査法人の人は優しい人が多い気がします。勝手な分析になりますが、会計士は親も会計士だったり、そこそこ裕福な家庭で育った方が多く、性格が穏やかで優しい人が多いのではないかと思っています。

公認会計士のデメリット

多くの時間とお金がかかる

平均して合格には2−3年の時間がかかり、予備校費用で60万円ほどお金がかかってしまいます。時間の面では2−3年間、毎日8時間程度の勉強時間を要し、受験勉強以外の多くのことを諦めなければいけません。僕は大学時代にサークルや友達付き合いを諦めて受験に専念した結果、友達が大幅に減ってしまいました。

繁忙期は結構忙しい

3月決算を担当する場合、4月と5月初めが繁忙月になります。繁忙月は毎日20時〜22時くらいまで残業が強いられ、疲弊してしまいます。もうこれ以上お金いらないから休みが欲しい!ってなってしまいます。

私は3月決算に加えて2月決算、10月決算も担当していた時期があり、四半期レビューも加えるとほぼ毎月忙しく、一時期白髪が生えてきてしまいました。。。

 

ここからは、世間ではデメリットと言われていることを挙げていきます(私自身はデメリットと思っていない)。

資格に縛られてしまう

よく資格を取ったせいで視野が狭まったとかっていう意見を耳にしますが、結局はマインド次第だと思っています。会計士として監査法人で勤務した後に合わないと思って営業系職種に転職する人もいますし、逆に事業会社勤務の人も別の職種に転職することは一定のハードルがあり、そこは会計士と一緒だと思っています。

株トレードに一定の制限あり

所属している監査法人の監査クライアントの株は買えません。つまり日本株の約1/4のが買えなくなります。インデックス投資とかは全く問題ありません。

もしがっつりトレードしたい人なら、監査法人を辞めればいいってだけです。会計士資格は関係ありません。

合コンでモテない?!

 SNSで会計士が辛口評価されていますが、そんなことないと思いますよ。そりゃあ寒い会計ジョークを言ったり、威張ったり、割り勘にしたり、そんなことしなければ全然問題ないし、むしろモテます!笑

どんな人におすすめか

前述した通り会計士試験に受かるためには時間がかかります。そのため、まとまった勉強時間が取れる大学生じゃないと難しいのではないでしょうか。大学4年間、バイトやサークルに打ち込むのもとても良いことだと思います。でももし、やりたいことがあまり無い、大学で目に見える武器を付けたいと思った方にはとってもおすすめです。出来れば1年生か2年生の頃に目指して欲しいと思っています。いざとなれば一般就活に転向できますしね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

【FAS】面接対策②【Q&A編】

こんにちは。今日はFAS面接対策で一番苦労したQ&Aについて書いていこうと思います。

面接はどのファームでも、自己紹介→転職理由・志望動機→質問攻めにあう(Q&A)→逆質問の流れで、雑談を交えながら行われます。

 ↑志望動機編はこちら 

 

ちなみに、BIG4全て受けて(うち1つは前職監査法人の同系列ファームであり、現職)3社受かりました。落ちた1社は明らかにこのQ&A対策を怠ったことが原因かと思われます。

 

Q&A集

質問攻めは次の2パターンに分かれると思います。

候補者自身に対する質問→この質問の意図は、候補者が会社にフィットし長く勤められるかどうかという観点からされるものだと理解しています。

M&Aの知識を問う質問→この質問は候補者が勉強熱心かどうかという観点からされるものだと理解しています。口ではいくらでもやる気あります!!みたいなことを言えますが、この質問に答えられなければバレてしまいます。

候補者自身に対する質問例

Q.中長期的にどんなキャリアを歩みたいですか?

A.△△年でマネジャー、××年でパートナー、その後は法人の執筆活動にも加わりたい。

→全ファームで聞かれました。この質問は、長く務める気はあるのか、FASをステップアップに使うのではないか、という懸念からくる質問だと思います。答えは何でも良いですが、具体的なイメージを語って、FASをすぐ辞めないぞ、みたいな雰囲気出せれば良いのではないでしょうか。

 

Q.自分の長所・短所は?

→全ファームで聞かれました。正直に答えてOKですが、短所は直すために努力していることも交えながら答えるといいでしょう。ただし、テンションが低い、怠惰である、などの直せない欠点はNGです。

 

Q.なぜこの部署(FA/Val/CF/RS)なの?監査法人ではダメだったの?

→転職理由や志望動機と矛盾しないように答えましょう。私はRSも受けていたのですが、転職理由はM&Aに興味を持ったと答えていたため突っ込まれました。想定内の質問だったので、M&Aと事業再生の親和性、アフターコロナにおける需要増を話して納得してもらいました。

 

Q.なぜこのファームなの?

→自分は格ファームとも花形部署を受けていたので、○○業務がしたいので、××ファームが業界一番手でナレッジが豊富だと思った、みたいに答えました。

ちなみに私は監査法人時代リクルーターをやっていましたが、各ファームは差別化されていないため、この質問は答えるのは難しく、面接官も興味本位で聞いているだけで大した意味はないと言っていました。

 

Q.手掛けた案件は?

→監査しかないよ!と答えたいところですがぐっと我慢して、できるだけFASの部署につながることを答えるように努めました(例えばバリュエーションの部署だと、減損会計→PVを求めるのに繋がるみたいな) 

M&A知識を問う質問例

まず前提として、マニアックなことはあまり聞かれませんでした。M&Aの基本書の中でも基本のところを、きちんと説明できるかを問われました。はじめに申し上げたように、この質問は勉強熱心かどうかを問う質問であり、(M&A業界未経験者については)即戦力かどうかを判断するものではないと考えています。

 

Q.M&Aディールの流れを説明してください。

→これは問われる可能性の高い質問です。1社目(FA部署)はこの質問に答えらなかったことが原因で撃沈しました。

 基本中の基本でありながら、勉強し始めの頃はなかなか覚えられませんでした。具体的なイメージが湧かないからです。ディールの基本的な流れのイメージを掴むのにぴったりの書籍を見つけたのでご紹介します。

→『ストーリでわかる初めてのM&A』横張 清威 著、日本加除出版 刊

この本の良いところは、ディールの流れを小説→解説の順で繰り返しており、イメージが非常にわきやすいというところです。弁護士で公認会計士の横張さんが書いた本で、法務DD・財務DDにも詳しく書かれているのでおすすめです。

 

Q.どういう案件にチャレンジしたいか?

→普段からM&Aニュースに興味がないと答えられない質問だと思います。同様に最近の気になるM&Aは?というような質問もあるようです。

 

他にも以下のような質問されました。

Q.現在価値の概念と求め方について、ファイナンス知識がない人向けに説明して下さい。

Q.現在価値を低く算定するにはどうすればいい? A. WACCを上げる or 将来CFを下げる

Q.M&Aの手法を答えなさい。

 

覚えている質問はこれくらいですね。

 

番外編。。。PEファンドでされた質問集

全然関係ないですが、全落ちしたPEファンドでされた質問集です。

FASに比べて答えに窮する質問が多かった記憶があります(単にFASの方が親和性あるだけかも)。

 

Q.中長期的にどういうキャリアを歩みたいか。

Q.なんでうちのファンドを志望したのか?

Q.どのような投資をしたいのか?

Q.その仕事はPEファンドじゃなくて投資銀行でもできるんじゃない?

Q. (某社の財務諸表を見せられて、30分与えられた上で)この会社を買うべきか?買うとしたら、どのようなストラクチャーを取るか?

Q.PEファンドにおける利害関係者で、PEファンドにとって大切にすべき順に答えよ。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。

 

【FAS】転職対策①【志望動機編】

こんにちは。今日はFAS転職における志望動機について書きたいと思います。

M&A未経験者の候補者において、面接で志望動機は重視されるところで、私自身一番多く時間をかけて対策をしてきました。

面接はどのファームでも、自己紹介→転職理由・志望動機→質問攻めにあう(Q&A)→逆質問の流れで、雑談を交えながら行われます。

 

 ↑Q&A編はこちら

志望動機の具体例(FA部署用)

自分の志望動機は下のような感じです。これを紙に書き出して、面接の場でエピソードなどのアレンジを加えながら話しました。文章を覚えるのはなかなか難しいので、転職を考えたきっかけのように小見出しだけ覚えると、ど忘れしても話せると思います。

転職を考えたきっかけ

私がM&Aに興味を抱いた契機は、担当クライアントのM&Aに関する意思決定プロセスに接する機会を得られたことが挙げられる。担当クライアントは、内部的成長には限界があることからM&Aによる成長を検討しており、監査人としてもこの意思決定はロジカルで現実的な戦略であり、成熟した大企業におけるM&A戦略の重要性に興味を持った。

監査法人の限界と、FASがフィットするという理由

しかし、クライアントと監査法人のM&Aに関する議論では、監査法人サイドはM&Aに係るリスクにフォーカスし、クライアントの成長機会にブレーキをかけているケースが多々あった。私はむしろ企業のM&A戦略をサポートし、成長のモメンタムを加速させる一助になりたいと思うようになり、FASを志望するようになった。

その中でも特にFAをやりたいという動機

FAを志望している理由は、ディール成約の要であるから。クライアントフェイシングが得意であり、また、監査のインチャージ経験からM&Aプロセスの一連の流れが見渡せるFA業務にやりがいを感じると思ったから。

どういうことで貢献できるか

クライアントの意向を汲み取りながら、監査で培ったファイナンシャル知識をベースに、マネジメントレビューやSPAの交渉などを円滑に進められるように調整することで貴社に貢献できると思う。

 

説得力を持って話せるか

志望動機を練る上で大切なことは、説得力を持って話せるかということに尽きると思います。

M&A業界は単にかっこいいとか、給料が高いとか、ミーハーな志望者も多い中で、自分は違うぞ!感を出す必要があると思います。これは、自分が経験した生々しいエピソードを交えながら一連のストーリーを話すことで、本当にM&Aに興味を持っているんだな、この候補者なら業務にフィットするな、と思ってもらえるようになることと考えられます。

志望動機については、この後も深掘りされるので、矛盾が生じないように気を付けないといけません。

 

最後まで見ていただきありがとうございます。次回はQ&A編を書いていきたいと思います。

 

【監査法人】リアルな年収事情【1000万円超えはいつ?】

監査法人時代の年収を振り返ります。

私のこれまでの年収と残業時間

年収は源泉徴収ベース(1〜12月)となっています。また、残業時間は勤怠システムより抽出した正確な情報です。

1年目:426万円(うちボーナス74万円)

→初任給が29万円。夏のボーナスも対象期間が短いため19万と満額は出ていません。

 新卒は4月入所であり、2月3月は非常勤として1/3くらい働いているので、10カ月分くらいの給料です。12ヶ月換算すると500万くらい。

2年目:615万円(うちボーナス120万円)

→残業427時間。

3年目:637万円(うちボーナス156万円)

→残業376時間。働き方改革が浸透してきて残業が減っています。法人全体の残業が減って利益が増えた分、ボーナスが少し高くなってます。

4年目:720万円(うちボーナス143万円)

→7月にシニア昇格したため、月給が40万円にアップ。ボーナスが下がっているのは、夏ボーナスはスタッフとして、冬ボーナスはシニアとして受け取っているため。冬ボーナスはスタッフ2ヶ月、シニア1.5ヶ月で算定とシニアの方が低い。

 残業506時間。インチャージとなったため残業が増えました。

5年目:860万円(うちボーナス180万円)

→残業557時間。インチャージを任せられる会社の難易度が高くなり残業時間も多くなっています。

  

シニアに昇格してからはだいぶ生活にゆとりが出始め、家賃13万円にあげて貯金も月5〜10万円ほどできるようになりました。

逆にスタッフ時代は意外に余裕がなく(飲み会や交際費が多かったせいもありますが)、月々の貯金はできていませんでした。

 

f:id:cpabanker:20200806211753j:plain

では年収1000万円を超えるのはいつ頃でしょうか?

ここから先の話は上司から聞いた情報になりますが、各職階の給料は下記のような感じです。

 

マネージャー 900万〜1200万

シニアマネージャー 1200万〜

パートナー  1400万〜

 

マネージャー以上は残業代は出ませんが、人によってボーナスが大きく変わるため結構レンジが広くなってしまいます。ちなみにボーナスは、成績が悪いと本当に低いです。マネージャー本人から聞いた話で、僕(スタッフ時代)よりもボーナスが低いマネージャーもいました。

 

シニアでも一昔前はものすごい残業をすれば1000万に到達することはあったそうですが、今は月40h(年間3回まで70h)の労働規制があり、周りのシニアで1000万円を超えている、という人は聞きません。

 

監査法人の年収事情はいかがでしたでしょうか。私の受験時代は正直なところもっと高い期待していたのですが、現実はこんな感じです。それでも監査法人以外で勤めている友人と比較すると高収入です。